検査内容 | わかる病気 | 検査項目 | ドックA | ドックB |
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○身体計測 肥満とやせの度合いを判定する検査です。 |
全身状態 |
身長・体重・標準体重 |
● | ● |
肥満度 など | 肥満度・BMI・体脂肪率 | ● | ● | |
○視力 | 視力低下 など | ● | ● | |
○聴力 | 聴力障害・難聴 など | オージオメターによる測定 1000HZ(低音)・4000HZ(高音) | ● | ● |
○血圧 | 高血圧症 生活習慣病 など |
● | ● | |
○心電図(安静時) 心臓を流れる電流の波形を記録して、心臓の異常を調べます。 |
不整脈・心筋梗塞・ 心肥大 |
● | ● | |
○胸部X線 胸部の病変をX線写真で診断します。 |
肺結核・肺癌 など | 正面 | ● | ● |
側面 | ● | |||
○呼吸機能検査 空気を肺にためる力、吐く力を計測して呼吸器の機能を調べます。 |
タバコ病(COPD) 気管支炎 肺繊維症 |
肺活量・%肺活量 1秒量・1秒率 |
● | |
○尿検査 少量の尿を使って腎臓・尿路系の働き を調べます。 |
膀胱炎・尿路結石 腎炎・腎機能障害 糖尿病 など |
尿一般(pH・蛋白・潜血・ケトン体ビリルビン・ウロビリノーゲン・比重) 尿沈渣・尿素窒素・クレアチニン | ● | ● |
○血液検査 少量の採血で全身状態がわかります。 |
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*血液成分を調べます。 |
貧血・血液疾患 | ヘモグロビン・ヘマトクリット・血液像 MCV・MCH・MCHC) | ● | ● |
*赤血球が血液内で沈む速度を調べます。 | 炎症性疾患 | 血沈(1時間値・2時間値) | ● | |
*健康・栄養状態の総合指標を求めます。 | 栄養障害 | 総蛋白・アルブミン・A/G・蛋白分画 |
● | ● |
*肝臓・胆道・膵臓の機能を調べます。 | 肝障害・飲酒・ 膵炎・肝硬変 膵がん |
GOT・GPT・γ-GTP | ● | ● |
ALP・ZTT・T-Bil・アミラーゼ・LDH | ● | ● | ||
LAP・TTT | ● | |||
*腎臓の機能を調べます。 | 痛風・尿路結石 | 尿酸・クレアチニン・BUN | ● | ● |
*血液中の脂肪量を調べます。 | 高脂血症 | TCHO・TG・HDL | ● | ● |
*血液中の糖分量を調べます。 | 糖尿病 | 血糖・ヘモグロビンA1c | ● | ● |
*B型・C型肝炎ウイルスの感染を調べます。 | B型肝炎・C型肝炎 肝臓がん |
HBs抗原・HCV抗体 | ● | ● |
HBs抗体 | ● | |||
核酸増幅検査 | ● | ● | ||
*梅毒の感染を調べます。 | 梅毒 | 梅毒定性(TPHA法・ガラス板法) | ● | ● |
*炎症反応があるか調べます。 | 感染症 | CRP | ● | |
*溶連菌の感染やリウマチを調べます。 | β溶連菌感染症 リウマチ など |
ASO・RA | ● | |
*消化器系腫瘍(がん)の指標になる検査です。 | 胃がん・大腸がん・膵がん・胆道がん | CEA | ● | |
CA19-9 | ||||
*肝臓腫瘍の指標になる検査です。 | 肝硬変・肝臓がん | AFP | ||
*肺扁平上皮癌の指標になる検査です。 | 肺がん | シフラ | ||
*前立腺腫瘍の指標になる検査です。 | 前立腺肥大 など | PAS | ● | ● |
○腹部超音波 体に超音波をあてて画像から腹部臓器(肝臓、腎臓、脾臓、膵臓、胆嚢など)の異常を診断します。痛みはありません。 |
脂肪肝・胆石 消化器がん など |
● | ● | |
○上部内視鏡検査 カメラで食道・胃・十二指腸の内部を観察し異常を診断します。 |
胃、十二指腸潰瘍 逆流性食道炎・胃がん・胃ポリープ など |
胃カメラ | ● | ● |
○下部消化管検査(便潜血反応) 大腸などからの出血の有無を調べて、大腸がんのふるい分けをします。 |
痔・大腸がん など | 便潜血反応(2回法) | ● | ● |
○脈波 末梢血液循環の血流の機能状態を調べます。痛みはありません。 |
糖尿病・動脈硬化 など | 右手・左手 | ● | ● |
○喀痰細胞診 喀痰を提出していただき、悪性度を調べます。 |
肺がん など | 喀痰細胞診(3回法) | ● | |
○子宮がん検診 *内診(触診で子宮の状態を診ます。) *細胞診(子宮頚部、体部の細胞を採取して悪性度を調べます。) *超音波検査 |
子宮がん・膣炎 など | 子宮頚部細胞診 子宮体部細胞診 |
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一口メモ
腫瘍マーカーとは、「がん細胞が作る特別な物質」と言えます。ですからこれらの物質を検査することで、がんになる可能性や種類や進行度を知る手ががりになります。ただ腫瘍マーカーが高値であるからと言って直ちにがんが存在することを示すわけではありません。がんが存在しなくても、喫煙や胃潰瘍などでも高値になることがあります。がんの発見、治療の補助手段として利用される採血によるスクリーニング検査です。
腫瘍マーカー検査 | 肺がん | 胃がん | 大腸がん | 膵がん | 肝がん | 胆のうがん | 卵巣・子宮がん | 前立腺がん |
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CEA | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
AFP | ○ | ○ | ||||||
CEA+AFP | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
CEA+AFP+CA19-9+シフラ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
PAS | ○ |
○一般にがんで高値となる可能性が高いといわれています。